FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
『小澤征爾さんと、音楽について話をする』を読みました。

小澤征爾さんと、音楽について話をする小澤征爾さんと、音楽について話をする
(2011/11/30)
小澤 征爾、村上 春樹 他

商品詳細を見る

対談というよりは、前書きで村上春樹の言う”小澤征爾さんと過ごした午後のひととき”をまとめました、という感じがぴったりで、レコードやCDをかけながら(なにしろ盤を換える記述に臨場感があり)語らう二人のおしゃべりに、読む側もその会話に参加しているような錯覚に陥るような楽しさがありました。

村上春樹はプロフィールなどにも書かれているように、元ジャズ喫茶の店主という経歴からジャズ大好き人間という先入観がありますが、本書を読むと、ジャズと同じくらいクラシックにも傾倒している様子がうかがえます。
直近の『1Q84』の冒頭でヤナーチェックが出てきて、読んだ当時私は、どうしてここでヤナーチェックを出してきたんだろう、と読み進めながらも、しばらくその疑問にとらわれていた事を思い出しました。

村上春樹は自身を”正式な音楽教育を受けたわけではなく、ほぼまったくの素人”と言ってますが、小澤征爾をして村上春樹の音楽好きは”正気の範囲をはるかに超えている”、”彼はただ音楽好きだけではなく、よく識っている”と言わしめる程であったことは、本書をまとめるうえで最高のインタビュアーであった、という事でありましょう。

「スコアを深く読む」というのは、五線譜にかかれた暗号みたいな記号に過去からのメッセージを読み解く、という小澤征爾が朝に集中してやる作業、という事で、すべてはスコアに始まり終わるという印象を受けました。
オケのスコアに作曲者のメッセージが書かれている、など、ほぉ~と思うことも多々ありました。


私の母が小澤征爾と同学という事で、「小澤さんが」という会話をよく家の中で聞いていました。
「小澤さんは本当に女の子に人気があってね~、いつもみんなが、小澤さん~、小澤さん~って言ってたのよ。」

Secret

TrackBackURL
→http://panda55.blog24.fc2.com/tb.php/267-d26cf8ed
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。